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年度 2004年

設問番号 第2問


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【解答例】
1製糸業では手工業の座繰製糸に代わり,フランスなどの技術を導入して改良され,水車を動力源とする器械製糸が普及した。綿糸紡績業では手工業の手紡や水車を動力源とするガラ紡に代わり,イギリス・アメリカの新鋭機械が輸入され,蒸気機関を動力源とする大規模な機械紡績が普及した。
2製糸業では,アメリカ絹織物業の成長にともなってアメリカへ輸出が拡大した。綿糸紡績業では,日本郵船会社がインド航路を開設した結果,インド産綿花の輸入コストの低減がはかられ,安定した輸入が確保された。
3製鉄には原料鉄鉱石とともに燃料石炭の安定的な供給が不可欠であった。福岡県八幡村は,鉄鉱石を中国大冶鉄山から輸入するのに適した立地であるうえ,全国有数の石炭採掘量をほこる筑豊炭田を後背地にもっていたため,地理的には製鉄所建設に最適であった。
4日本鉄道会社。株式会社の形態をとり,多額の金禄公債をもつ華士族から出資を募って資金を調達した。
(総計400字)
【解法の手がかり】
問1
製糸業の技術変革
 座繰製糸→器械製糸=フランスなどの技術を導入・在来のものを改良
綿糸紡績業の技術変革
 手紡・ガラ紡→機械紡績=英米の新鋭機械を輸入した大規模な機械制生産

問2
製糸業の輸出市場(安定した市場条件);安定性まで説明するのは難しい。
○アメリカへの輸出が拡大
綿糸紡績業の輸入市場(安定した市場条件)
○日本郵船会社がボンベイ(インド)航路を開設→インド産綿花の輸入コストの低減

問3
官営八幡製鉄所が福岡県八幡村に設立された理由
○中国大冶から鉄鉱石を輸入 ○筑豊炭田の石炭を利用

問4
下線部(4)の民間会社名=日本鉄道会社
資金調達の方法
○株式会社の形態をとる
○多額の金禄公債をもつ華族の出資を募る