年度 1982年

設問番号 第2問


一揆という言葉は、もともと心をひとつにすること、行動を共にすることという意味であり、中世では領主たちが相互の紛争解決や農民支配のために結んだ国人一揆をはじめとして、土一揆、徳政一揆、一向一揆など、各階層にそれぞれ目的に応じて多様な一揆が存在した。これに反し近世では、いわゆる百姓一揆のみが唯一の一揆であった。この変化は、どのような理由にもとづくと考えられるか、200字(句読点も1字に数える)以内で記せ。