年度 1977年

設問番号 第1問


次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

平安時代から鎌倉時代への転換期には、政治の分野では鎌倉幕府の成立をみたが、仏教の世界においても新しい動きがおこった。それが、法然・親鸞・一遍・栄西・道元・日蓮による鎌倉仏教の誕生であった。鎌倉仏教の開祖たちはひとしく古代仏教から離脱し、ひろく鎌倉時代の人々に新しい救いを説いた。

〔設問〕

(A) 鎌倉仏教の開祖たちを、(ア)法然・親鸞・一遍、(イ)栄西・道元、(ウ)日蓮の三つに分けて、それそれを特色づける教えをあわせて70字以内で記せ。

(B) 古代仏教と比較した時、法然・親鸞・一遍と日蓮との教えには、どのような特色が共通してみられるか、60字以内で記せ。

(C) 栄西の主要著書を一つあげよ。

(D) 道元の主要著書を一つあげよ。

(E) 悪人正機説とは誰の思想か。またその内容はどのようなものか。あわせて60字以内で記せ。