年度 1998年

設問番号 第1問


次の文章を読み、下記の設問に答えよ。

奈良時代から平安時代の地方行政は、中央政府が任命し派遣する国司を中心として運営されたが、その下には、その地域で力をもつ豪族や有力者から採用される現地の役人が置かれ、地方行政の実務を遂行する上で大きな役割を果たしていた。こうした現地の役人について、奈良時代のあり方と平安時代後期のあり方とを比較すると、外形的には似たように見えるところもあるが、任命・設置の形態や、管轄の範囲・内容が異なるなど、役職の性格は大きく変化していた。

設問

A 現地の役人として、どのような人々が、何という役職に任命されたか。奈良時代と平安時代後期とにわけて、2行以内で説明せよ。

B 現地の役人の役職としての性格は、奈良時代と平安時代後期とで、どのようなところが異なっていたか。具体的に5行以内で説明せよ。