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年度 1985年

設問番号 第2問


次の文章を読んで、下記の問い(1)〜(3)に答えよ。(400字以内)

 帝国議会の開設にむけて、政府は1881(明治14)年の政変から1889(明治22)年の憲法発布の間に、地方制度や官僚制、軍隊、議会、皇室(ア)など多方面にわたる国家制度の整備を進めた。その後、日清戦争を経て、日本資本主義の発展、政府と政党の関係の変容、藩閥内部での政党に対する対応の変化などがおこり(イ)、第一次山県内閣の下で、官僚、軍隊、選挙の各制度の改革と治安立法の制定(ウ)がおこなわれた。

(1) 下線部(ア)のそれぞれの改革の具体例を示し、それらがどのような時代背景のもとで何を目的に実行されたかを説明せよ。具体例には詔勅類を含めてよい。
(2) 下線部(ウ)にあげられているそれぞれの改革または法律の名称を記せ。
(3) 下線部(イ)の内容を具体的に述べ、それらと下線部(ウ)の各改革との関係を明らかにせよ。