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年度 1998年  設問番号 第4問(1)

テーマ 神仏習合/古代

発問の類型 展開過程 + 関連


日本古来の神々への信仰が神仏習合へと展開する過程と理由を述べよ。


【解答例】
古来,在地の社会秩序は神々の祭祀により維持されていたが,推古朝以降の朝廷による仏教興隆策,さらに律令国家形成に伴う支配秩序の再編を背景に,そうした旧来の支配原理を補完する政治的イデオロギーとして仏教が受容された。奈良時代には,疫病の流行や飢饉,浮浪・逃亡の増加などにより社会秩序が動揺するなか,この動きが促進され,その結果,神宮寺の建立や神前読経など神仏習合が進み,平安時代には本地垂迹説も現れた。(199字)