<解答例>
日清戦争後,台湾は下関条約に基づいて清から日本へ割譲され,台湾総督府のもとで植民地支配が行われた。それに対して台湾在住の中国人が台湾民主国の独立を宣言するなど,割譲に反発して抗日運動がくり広げられたものの,日本軍が台湾征服戦争を進めて制圧した。アジア太平洋戦争で日本が敗北すると,台湾は中国に返還されたものの,中華人民共和国の成立にともなって国民政府が台湾に拠点を移し,再び中国本土と分断状態におかれた。(202字)
(別解)
日清戦争後,台湾は下関条約に基づいて清から日本へ割譲され,それに対して抗日運動が展開したが,台湾征服戦争により制圧された。日本の統治は憲法を適用しない植民地支配であったが,日中戦争が長期化するなかで同化政策が進み,アジア太平洋戦争期には徴兵制が導入された。日本の敗戦にともなって中国に返還され,中国国民政府による抑圧的な統治のもとにおかれた。中華人民共和国の成立にともなって国民政府が拠点を台湾に移すと,再び中国本土と分断状態となった。(218字)