設問の要求
時期:
テーマ:カピチュレーションと類似の関係が,
江戸幕府と欧米諸国とのあいだにおいてどのように現れたのか
その後撤廃に至ったのか
カピチュレーションは知らなくてもよい。
「欧米諸国」(ヨーロッパ諸国でなくアメリカを含む)、そして「撤廃」という表現に注目すれば、安政の五カ国条約とそれらを不平等条約と判断した明治政府が条約改正を進めた経緯を説明すればよいと判断できる。
<解答例>
江戸幕末期、幕府は欧米諸国と自由貿易を始める際、安政の五カ国条約を結び、協定関税制を採用するとともに領事裁判権を欧米諸国に認めた。それに対して明治政府は、欧米主導の国際秩序のもとで主権国家を基準とすれば、それらの規定は不平等であると考えて改正交渉を進めた。欧米にならった立憲体制を整えるなか、日清戦争の開始直前にイギリスと日英通商航海条約を結んで領事裁判権の撤廃と関税率の引上げを実現し、日露戦争後には関税自主権の完全回復に成功した。(217字)