年度 2009年
設問番号 第3問
戦前期日本の陸海軍について,下記の問いに答えなさい。(問1から問3まですべてで400字以内)
問1 陸海軍のあり方を支えた制度の一つに「統帥権の独立」があった。この「統帥権の独立」について,参謀総長・軍令部長(1933年以降は軍令部総長)の果たす役割にも言及しながら,具体的に説明しなさい。
問2 「統帥権の独立」の解釈が政治的対立の重要な争点となった事件があった。解釈の相違に留意しながら,その事件の経緯を具体的に説明しなさい。
問3 アジア・太平洋戦争の敗戦後,ポツダム宣言に基づき陸海軍の武装解除と復員が行われた。これと並行して,GHQは,経済改革・教育改革など,広範囲な非軍事化・民主化政策を次々に実施したが,直接的な非軍事化政策の要となる政策を二つあげ,その内容を具体的に説明しなさい。