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年度 2011年

設問番号 第3問


第1次世界大戦に関する下記の問いに答えなさい。(問1から問3まですべてで400字以内)

問1 歴史上最初の総力戦となった第1次世界大戦は,かつてない惨禍を人類にもたらした。そのため,大戦後,国際法の領域では,国際紛争を解決する手段として,戦争という行為に訴えること自体を違法とみなす「戦争の違法化」が進んだ。この「戦争の違法化」を象徴する組織と国際条約をひとつずつあげ,日本政府の関与にもふれながら,その内容を簡単に説明しなさい。
問2 大戦後,アジア地域では,列強間の協調体制を構築するため,大規模な国際会議が開催された。軍備問題・中国問題を中心にして,その国際会議の内容と日本政府の対応を具体的に説明しなさい。
問3 第1次世界大戦は,ソヴィエト政府が提唱した無併合・無賠償・民族自決の講和原則,アメリカ大統領ウィルソンの提唱した平和原則14カ条などの影響もあって,民族独立運動高揚の大きな契機ともなった。日本の植民地であった朝鮮においても,大戦後,民族独立運動の大きな高揚がみられたが,日本政府はこれに対し,どのように対応したか。具体的に説明しなさい。


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