年度 1998年
設問番号 第2問
下の図は,1886(明治19)年から1939(昭和14)年までの期間の4つの地域での人口1万人あたりの鉱工業労働者(官営鉱山と官営工場を除く)の人数を示したものである。4本の線はそれぞれ,(1)福岡県,(2)大阪府,(3)長野県,(4)東京府と神奈川県の4地域である。これをみて,つぎの問いに答えよ。(400字以内)
問1 1886(明治19)年から1890(明治23)年の間に増加している(1)(2)(3)のうち,(2)と(3)が増加した理由を具体的に説明せよ。
問2 1890年から1909(明治42)年の間に(1)が増加したのはなぜか。この時期におきた産業・交通上の変化と関連づけて,具体的に説明せよ。
問3 1929(昭和4)年から1939(昭和14)年の間に(3)だけが減少し,(1)(2)(4)が増加するのはなぜか。この時期を二つに分け,具体的に説明せよ。
問4 1929年から1939年の間に,(4)が(2)よりも大きく増加するのはなぜか。(4)と(2)の質的な違いに留意しつつ,具体的に説明せよ。