年度 2007年
設問番号 第3問
第2次世界大戦の戦後処理に関する下記の問いに答えなさい。(問1から問3まですべてで400字以内)
問1 1945年8月に日本政府が受諾したポツダム宣言は,その第11項で日本からの賠償の取り立てを定めていた。日本との戦争で最大の被害をこうむったのは中国だが,この賠償問題は,その後,日中間でどのように処理されたか。1951年に調印されたサンフランシスコ講和条約にも言及しながら,具体的に説明しなさい。
問2 日本の植民地であった朝鮮との間の国交正常化問題は,日本の敗戦後,どのような経過をたどることになったか。日本政府による朝鮮の独立承認問題を起点として,具体的に説明しなさい。
問3 日本の占領を担当したGHQは,日本軍国主義の経済的基盤の解体に当初大きな力をそそいだ。そうした目的を持った経済政策を2つあげ,そのねらいと帰結について,具体的に説明しなさい。