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東大日本史/解法の研究

 ここに公開しているのは,東京大学(前期)の日本史の対策をたてるための素材です(なお,入試問題のなかの丸数字については,一部,カッコ付き数字に変えてあるところがあります)。解法のヒントならびに解答例は,僕個人の責任のもとで作成したものです。

 一つの事実をめぐって学者の間で議論があり,それによって事実についての認識が深められていくように,東大日本史を研究するうえでも受験生が素材として使えるものは複数あるほうがよいと考えています。青本や赤本などの解答例・解説とともに,このページもその素材の一つとして活用してください。
 なお,『東大の日本史27カ年』(教学社)は,ここに掲載している解法のヒントと解答例をベースにして加筆・修正を加えたものです。

 過去問に取り組む際には,教科書や『日本史の論点』(駿台文庫)などの参考書にどのように記述・表現されているかをしっかりとチェックすることを忘れないでください。そして,これは使えると思う表現があれば覚え込んでいってください。なお,教科書としては,山川『詳説日本史』(日B301)だけでなく山川『新日本史』(日B307),実教『日本史B』(日B305)を参照するのもよいでしょう。同時に記述式問題集などを使って知識をたくわえる作業も怠らないでください。資料文の読み取り・要約だけでは対応できません。やはりそれなりの量の知識が必要です(早慶で求められるようなレベルの細かな知識は不要ですが)。

 なお,東大の指定した手続きをふんで問題を掲載しています。

2019 1 摂関政治期における年中行事の成立と日記 2 承久の乱以降の朝幕関係 3 17世紀後半〜18世紀における輸入代替化 4 第一次世界大戦期と1950年代前半の経済状況
2018 1 藤原京の特徴 2 室町幕府の財政と徳政令 3 異国船打払令 4 内地雑居・日本国憲法の制定と教育理念
2017 1 律令国家とその東北支配 2 六波羅探題・鎮西探題での裁判 3 百姓の家における相続と女性の地位 4 大正〜昭和初期の陸海軍と政党政治
2016 1 律令制下の国司と郡司 2 惣村 3 江戸幕府の大名統制策 4 近現代の経済発展と労働者の賃金動向
2015 1 神仏習合 2 鎌倉時代の地頭御家人 3 大坂・江戸間の商品流通 4 都市化とマスメディアの発展による社会変化
2014 1 古代における国政審議の変遷 2 室町時代の文化の伝播における武士の役割 3 幕藩体制下の軍役・陣夫役とその影響 4 明治憲法と立憲主義
2013 1 ワカタケル大王の時代のもつ意味 2 奥州藤原氏政権と源頼朝政権 3 江戸幕府の支配体制とその変化 4 江戸幕末期の新たな政権構想と明治憲法下の政治制度
2012 1 古代における軍事力の構成・性格の変化 2 院政期から鎌倉時代にかけての仏教の動向 3 江戸時代半ば以降における農村の休日と若者組 4 中国・ソ連からの日本人の復員・引揚げ
2011 1 白村江の戦いとその影響 2 室町幕府と守護 3 江戸時代前期における城普請役とその意義 4 男女別労働者数の変化とその経済的背景
2010 1 摂関政治期の貴族社会 2 中世の年貢品目の変化と商品流通の発展 3 江戸初期の院内銀山と米市場 4 鹿鳴館時代と国民意識の発揚
2009 1 遣隋使・遣唐使の意義 2 豊臣秀吉の天下統一 3 江戸時代の日中間の貿易・文化交流 4 昭和初期の農業恐慌
2008 1 古代国家と東国 2 中世の一揆と起請 3 江戸後期の農業・食糧問題と寛政改革 4 明治憲法体制と政党内閣
2007 1 8世紀の銭貨政策 2 中世の禅宗文化と浄土真宗・日蓮宗の動向 3 江戸後期の学問発達 4 明治後期〜昭和初期の対外関係
2006 1 奈良時代の政治と貴族のありかた 2 院政期における武士の進出 3 中近世の琉球 4 明治・大正期の鉄道の発達
2005 1 嵯峨朝のもつ歴史的意味 2 御成敗式目の制定意図と性格 3 江戸時代の軍事動員制度 4 三権分立をめぐる大日本帝国憲法と日本国憲法の共通点・相違点
2004 1 古代文字文化の普及過程の歴史的背景 2 鎌倉〜江戸前期の貨幣流通 3 幕藩体制にとっての蝦夷地の意味 4 近代土地制度史(地租改正と農地改革)
2003 1 律令国家の国家意識と外交姿勢 2 南北朝内乱と武士 3 17世紀後半の歴史書編纂と国家意識 4 近代の農村と都市(食生活をめぐって)
2002 1 平安中後期における密教・浄土教の受容のあり方 2 中世〜近世の大名支配と在地武士・百姓・商工業者 3 日清戦争〜第1次世界大戦期の日露関係
2001 1 律令税制とその変質 2 鎌倉時代の荘園と地頭 3 近世後期の農村社会の変化 4 銅の生産と日本資本主義
2000 1 律令制下の駅制とその動揺 2 一向一揆・キリスト教と秀吉の天下統一 3 攘夷運動と横浜鎖港問題 4 1930年代前半の経済政策・状況
1999 1 戸籍作成と律令国家の軍事体制の特色 2 室町文化の特徴 3 江戸時代の商家の相続 4 近現代における教育制度の変遷
1998 1 律令制〜平安後期の地方行政制度の変化 2 日明貿易 3 上米制の背景と幕藩体制における幕府・大名の関係 4 1910〜40年代の労働組合運動の変容
1997 1 遣唐使の影響・吉備真備が活躍できた理由 2 鎌倉幕府と北条氏 3 18世紀後半〜19世紀初頭の内憂外患 4 明治維新の基本政策
1996 1 国司の地方支配の後退と富豪層の動向 2 守護大名・戦国大名と国人 3 御蔭参り発生の背景 4 明治後期〜大正期の貿易動向
1995 1 摂関政治 2 中世後期の商業・貨幣流通のあり方 3 江戸時代における米の商品化 4 近代における女性の地位の変化
1994 1 倭の五王と遣隋使との外交姿勢の変化 2 南北朝期の文化的特色と背景 3 江戸初期の朝廷と幕府の関係 4 明治初期の国家構想
1993 1 奈良・平安初期の仏教 2 元寇(日本軍の戦闘方法=武家社会の特質、高麗の果たした役割) 3 封建的身分秩序と大坂町人の法意識 4 国会と政党内閣(明治憲法と昭和憲法の対比)
1992 1 7世紀半に日本が百済を支援した背景(律令制形成期の国際環境) 2 惣村の特徴 3 文化・文政期の出版文化とその背景 4 幕末・明治前期におけるメディアの発達
1991 1 律令国家の地方制度の成立過程 2 建武新政の特色 3 幕藩体制における中央集権と地方分権 4 条約改正をめぐる政府と民党の対立
1990 1 律令支配と浮浪・逃亡 2 院政〜鎌倉期の京都・鎌倉(中世都市)の発達 3 鎖国下の対外関係 4 製糸・紡績業における産業革命
1989 1 検非違使と蔵人(律令的政治体制の変質) 2 元寇後の日元貿易 3 農書の普及と近世農村社会の変貌 4 明治憲法制定の意義
1988 1 律令制下の地方支配の特色(郡司の役割と意義) 2 守護大名と戦国大名の違い 3 幕末・明治の日米関係(開国〜条約改正)
1987 1 唐風文化から国風文化への変化 2 鎌倉幕府成立の意義 3 江戸幕府の農民政策と農民観 4 第一次・第二次両大戦の国際環境の相違点
1986 1 古代国家の文字受容と使用 2 中世の徳政(永仁の徳政令と徳政一揆) 3 封建的身分秩序と式亭三馬の銭湯観 4 条約改正達成の理由
1985 1 遣隋使・遣唐使の政治的・文化的影響 2 鎌倉の武家社会の特質(御家人制と惣領制) 3 近世豪農が学問を必要とした理由、明治以後の教育史
1984 1 新井白石『読史余論』の時代区分 2 行基と律令政府の仏教政策 3 江戸の絹織物業、製糸業と産業革命
1983 1 摂関政治と院政 2 鎌倉新仏教の社会的背景 3 参勤交代設置の理由 4 ワシントン会議と日本の国際的立場
1982 1 弥生時代の集落遺跡 2 中世の一揆と近世の百姓一揆の違い 3 満州事変以後の政党の勢力後退の諸要因
1981 1 応仁の乱の意義 2 平安時代の海賊発生の背景、天保期の印旛沼干拓の意義 3 明治憲法体制下の内閣制度
1980 1 律令の軍団制と鎌倉の御家人制の比較 2 北山・東山文化の特色 3 江戸から明治前期にかけての大阪市場の変化
1979 1 国分寺造立の背景 2 得宗専制発生の背景 3 鎖国と洋学の受容 4 三国干渉への日本政府の対応策
1978 1 古代国家の形成と展開、摂関政治と院政 2 惣と土一揆、近世〜近代における地主制の発達 3 政党内閣と金融恐慌・満州某重大事件
1977 1 鎌倉新仏教 2 律令制下の相続制度・武家社会における相続制度の推移 3 江戸後期の商品流通の変化、立憲体制の形成と初期議会
1976 1 古墳・古代寺院の造立とその背景 2 中世〜近世における武家社会の特質と変化 3 近代における金融制度の変遷